
産経賞オールカマー
産経賞オールカマーは中山2200メートルで行われる古馬重賞です。
ここを目標とする馬、エリザベス女王杯、天皇賞、ジャパンカップなどのGⅠに向けた叩き台として使ってくる馬様々です。
さて、ここを優勝するのはどの馬なのか!!
早速予想をしていきましょう。
展開予想
全体的に先行馬が多い印象だが、かなりペースは落ち着くと考えている。
その理由は主に2点。
- 明確な逃げ馬の存在
- セントライト記念の結果
まず1点目について。
ハナを主張するのはおそらくロザムール。
今回明確な逃げ馬はこの馬のため、逃げ争いが行われることはなく、すんなり逃げを打つことができるだろう。
また、番手につけたいレイパパレも、宝塚記念でゴール前ユニコーンライオンに差し返されたように距離不安も拭えない。
そのため、逃げ馬に圧力をかけることはなさそうで、前半はスローで流れるだろう。
そして2点目。
先週のセントライト記念の結果は覚えているだろうか。単勝42倍 9番人気 アサマノイタズラの差し切り勝利であった。
明らかな先行不利で、差し馬に展開が向いたレース。
そこで騎手心理としては、今週は先週のように差し有利の展開にはしたくないと考える。
そのせいで本来よりもペースが落ちることになり、ゆったりとしたレース展開になると想定している。
以上の2点、そして中山2200メートルのコース形態から、
前半スローの残り800メートル辺りからのロングスパート戦を想定し、基本的には前目で運べる馬から、予想を組み立てる。
印
◎ウインマリリン
○ウインキートス
▲セダブリランテス
☆レイパパレ
△6、9、10、11、13、15、16
3列目は広く抑えます。
印見解
◎ウインマリリン
能力値とコース適性から評価したい。
前走の天皇賞春について。
外枠だったため終始外外を周らされるレースになった。
4コーナーではさらに外側を加速しながら捲っていくような形で、馬にはかなりの負担がかかるレースであった。
それにも関わらず、勝ち馬には離されたもの最後まで伸び脚を見せ、着順以上に強い競馬をしていた。
(たらればにはなるが、カレンブーケドールと枠順が逆ならば、着順も逆転していたと思う)
もともと牝馬に3200メートルという長距離は厳しい条件であり、距離が短縮される今回は狙い目だろう。
前々走の日経賞ではカレンブーケドールに勝利。
また、AJCCでは6着だが差し展開+伸びない内を走った影響とすれば度外視可能。
エリザベス女王杯では差し展開の中4着に粘り、また負けた相手はGⅠ馬2頭とGⅠ2着馬と、能力値はここでは最上位で、中山自体も3-0-0-2と相性も良い。
また、多少ペースが流れたとしても勝ち切る能力はある。
念願の内枠を引き、ある程度人気するだろうが自身の本命。
○ウインキートス
レース展開から対抗評価を打つ。
この馬が好走するレースはすべてスローで、残り4Fすぎたあたりからペースが上がるレース。
今回もそのようなレース展開になると考えており、前半スローからコーナーで徐々に加速できれば勝ち負けまである。
前走は明らか余裕残しの仕上がりでしたし、調教をしっかりやっている今回走れる体制にはあるでしょう。
ここでは対抗評価を打ちたい。
▲セダブリランテス
調教内容と脚質から単穴評価。
一週前の調教では、かなり動けていたセントライト記念勝ち馬アサマノイタズラを2馬身半突き放す内容。
最終追いでも躍動感のある走りで、走れる体制にある。
レースも前目で運ぶことができ、4Fのロングスパート戦で好走できる脚質である。
今回単穴として評価したい。
☆レイパパレ
大阪杯の勝ち馬でここでは能力上位。だが、人気ほど他馬と能力差があるとは思えない。
今までのレースは馬場や展開が向いての勝利がほとんどだと考えており、馬柱ほど強いわけではない。
それでも、鞍上・脚質・能力面から、好走する確率はそこそこあるため4番手評価。
(ちなみに近3年 川田の中山2200の成績は3-3-2-1 複勝率89%です)
その他各馬見解
アドマイヤアルバ
目黒記念での好走は完全に展開の恩恵。ここでは能力が足りない。
ソッサスブレイ
近走内容から、後ろで運ぶなら展開の助けがないと厳しいでしょう。
ランブリングアレー
1600メートル→2200メートルの臨戦過程が疑問。
道中かかってしまった場合、最後伸びる脚が残らない可能性がある。
中山自体は得意舞台ではあるため、紐で拾う。
ブレステイキング
近走内容からも、能力値的に今回は厳しいでしょう。
サトノソルタス
スタート後、促してもそこまで進んでいかないため、位置を取れない。
今回テンの早い先行馬が多いため、相対的に後ろになると思う。今回は厳しいかな。
マウントゴールド
重賞クラスだといつもよりも位置を取ることができない。
前目にはつけると思うため、3連系を買う場合は3列目に入れておきたい。
キングオブコージ
後ろから差してこれる人気薄ならここ。
能力値はそこそこ高く、拾っておく1頭。
鞍上が鞍上なので後ろからの競馬になるため、展開の助けは欲しい。
グローリーヴェイズ
中山適性が疑問。
能力値は最上位だと思うが、使える脚が短い。
デムーロの早仕掛けで最後の急坂で止まるイメージが湧くため、紐評価。
ゴールドギア
展開向けば、飛び込んでくる可能性はある。
鞍上も田辺騎手で不気味。一応拾う。
アールスター
長く脚を使うタイプで、コース形態は合うと思う。
それでもあって4、5着かな。
ロザムール
逃げ馬は拾っておいて損なし。
凡人なので逃げ馬を買っておく。
ステイフーリッシュ
心房細動明け。それで嫌われるなら面白い。
舞台としては合うが、大外枠だと、前目で外々を回されそうで割引。
紐では拾わないといけない1頭。
さいごに
先週のセントライト記念の回顧記事もありますので、ぜひ読んでいってください。
コメント